SEMの構成要素
検索エンジンとインターネットサイトのパフォーマンス(貢献)の関連性を再確認すると、
- インターネットを回遊するユーザーは、検索エンジンを経由して遷移する割合が高い
- 自社サービスと関連のある事柄に関心を持った潜在的な顧客群のみが目にするページ(検索結果画面)が存在する
という点が挙げられます。
1. が示す事実は、「検索エンジンに掲載されないサイトはそもそも集客できない」ことを示唆し、2. が示す事柄は、「検索エンジンに自社サービスと関連の深いキーワードで認識されていないと、集客したユーザーと自社のサービスとのマッチングは成立し難い」ことを示唆しています。
検索エンジンに掲載できる場所
これほど重要度の高い検索エンジンの検索結果画面ですが、この画面内のサイト一覧は大きく二つの要素から成り立っています。
- 検索エンジンが独自に収集したウェブサイトのデータと、入力されたキーワードとの関連性から独自に順位付けした『自然検索結果』エリア
- 広告主が予め「このキーワードで検索された場合には、自サイトの広告文を表示したい」と入札して掲載を決める『検索結果連動型広告』配信エリア
自然検索結果エリア
1. の自然検索結果エリアは、検索エンジン各社が独自のルールで順位付けを行っており、他の企業や個人がその順位を変動・決定できるものではありません。
この領域のサイト表示は広告ではないので、サイトが掲載されたり、それをクリックしたりすることで料金が発生することはありません。
ちなみに「SEMとは」のページで触れた
xxxxx / organic
のorganicは、「自然」という言葉に対応しており、自然検索をオーガニック検索と呼ぶこともあります。
下の検索結果サンプル図で、薄い緑で着色されたエリアが、自然検索結果のサイトが並ぶ範囲となります。
検索結果連動型広告配信エリア
2. の検索結果連動型広告配信エリアは、広告主となるサイトオーナーの入札によって順位が決まる領域で、完全な広告媒体です。
入札の対象となるものはキーワードで、どのキーワードが検索されたときに自サイトの広告文を掲載するか、予め設定しておく必要があります。
どのキーワードで表示するか、表示しないか、順位は上位にするか、下位にするか、どんな広告文を掲載するのか、など多くの条件を広告主の意図でコントロールできる領域となっています。
検索結果連動型広告は、リスティング広告、PPC広告、CPC広告(PPC・CPCの略語の意味は、後に触れます)、とも呼ばれます。
下の検索結果サンプル図で、薄い青で着色されたエリアが、リスティング広告のサイト(広告文)が並ぶ範囲となります。

SEMの具体策とは、自然検索結果に表示を目指す道と、リスティング広告を掲載する道の2本柱で構成されています。
自然検索結果への上位表示を目指す道(手法)のことを、「検索エンジン最適化」と呼び、英語表記のSearch Engine Optimizationの略語として、SEO(エス・イー・オー)とも呼ばれます。
- SEO(検索エンジン最適化)

- 自然検索結果エリアの上位表示を目指す
- リスティング広告

- 検索キーワードの入札等で意図的な広告表示を行う
次のページでは、このうち1本目の柱であるSEOの特徴について記述しており、もう1本の柱であるリスティング広告については、その後で記述します。