SEOの特徴

SEO(検索エンジン最適化)については、以下の特徴があります。

  1. 自然検索結果エリアに掲載されること、及びクリックされること自体での課金は発生しない
  2. 各検索エンジンは収集したサイトデータを独自のアルゴリズム(集計・分析手法)でランキングを算出しており、他社が自然検索結果エリア内の順位を意図的に変更できない
  3. ウェブサイトが目指すべき標準に則った方法での最適化努力は、検索エンジンは好意的に評価する
  4. 検索エンジンを騙す方法・方針での順位を変動させようとする試みは、検索エンジンはネガティブに評価し、場合によっては検索エンジンからのペナルティもあり得る
  5. 最適化の手法には、外部要因と内部要因に大きく分けられる
  6. SEOの効果はすぐに出ず、早くて数ヶ月、キーワードによっては年単位の時間がかかる

1. 自然検索結果とディレクトリ登録

検索エンジンは世界中にあるウェブサイトの内容とアドレス(URL)を収集し、ユーザーが入力した検索キーワードに対して、関連性の高いサイトの一覧を表示するサービスです。

この「ウェブサイトの内容とアドレスの収集」に関する方法は、コンピュータープログラムによって自動的に収集する方法と、ユーザーがサイトの推薦や登録などを通して検索エンジンに通知し、検索エンジン側は内部の人間がその内容を判断して適切な場所=ディレクトリ(カテゴリとも呼ぶ)に登録する方法とに分かれます。

後者ケース、つまり「人間が手動でサイトの内容を判断し、検索エンジンサイトの適切なカテゴリに推薦されたサイトを登録する行為」を、「ディレクトリ登録」と言う場合があります。そしてこのディレクトリ登録の中でも、ビジネスに関連したウェブサイトを登録する場合には、登録自体を有料のサービスとしている検索エンジンが存在します。

また、検索エンジン会社本体では無いものの、複数の中堅規模の検索エンジンやポータルサイトに対して一括でウェブサイトの登録申請を代行する業者が存在し、彼らの有料の登録代行サービスを「ディレクトリ登録」と呼ぶ場合もあります。

これらの登録行為を行うと、検索エンジンやポータルサイトの「カテゴリ」と呼ばれる分類の中から登録申請のあったウェブサイトのテーマと関連性の高いカテゴリへと登録されるので、そのリンクからのアクセス向上は見込むことができます。

上記の1. の記述は、「自然検索結果エリア」と「検索エンジンやポータルサイトのカテゴリ」とを区別して話をしていますので、「掲載自体で課金は発生しない」という記述をいたしました。

当社としては、ディレクトリ登録を悪いものとは認識しておりませんし、集客には重要な手段の一つと考えています。

ちなみに、検索エンジンがディレクトリも併設しているような場合、ディレクトリ登録をしたウェブサイトの方が自然検索結果の中でより上位にくる傾向があるという説もありますが、検索エンジン会社は明確にはその相関を認めてはいません。しかし後段で触れますが、こういった外部からのリンクの数はウェブサイトの評価向上につながりますので、永い目で見るとサイトの順位向上には寄与するものと思われます。

3. ウェブ標準の重要性

インターネットのウェブサイトが備えるべき標準規格を検討・勧告している団体として、World Wide Web Consortium(略称:W3C)があります。このW3Cが勧告している規格を、「ウェブ標準」と呼びます。ウェブ標準の目指している方向性の一つは、ウェブサイトの内容をより正確に把握するための情報の整理(HTMLタグの適切使用や、コンテンツとデザインの分離など)があり、この「サイト内容を正確に把握すること」は、検索エンジンにとっても死活問題に関わる重要なテーマです。

例えば、ユーザーが調べたいと思って入力したキーワードと関連性の薄いサイトばかりが検索結果に並ぶと、ユーザーはその検索エンジンを信用しなくなることにつながるからです。

こういった理由から、検索エンジンはウェブ標準に準拠しているサイトを高く評価する動機が生まれるのです。

4. 検索エンジンを騙す行為

3. の記述についての補足説明のメッセージと同じ理由により、検索エンジンはウェブサイトの内容とキーワードとの関連性をとても重要視しています。それゆえ、検索エンジンを騙す行為をしていると認識されたウェブサイトは掲載順位を下げられたり、最悪のケースでは非掲載となる場合もあります。

5. SEOの外部要因と内部要因

SEOの外部要因とは、対象となるウェブサイトに対して、外部のウェブサイトからどの位リンクを受けている(張られている)かが、ウェブサイトの評価につながるという事を意味しています。

世界中に無数に増殖しているウェブサイトを正しく評価するのは大変に難しい課題ですが、リンクを受ける(張られる)という状態は、そのリンクを受けているウェブサイトのことを外部のサイトオーナーは評価していることの表れと考えると、リンクの数がウェブサイトへの投票と見なすことができます。そういう発想に基づいた検索エンジンが開発した手法で、外部のサイトから受けているリンク数でサイトの評価が変わるという点へのアプローチをSEOの外部要因と呼んでいます。また上記のディレクトリ登録は、SEOの外部要因の一つの要素という位置づけになります。

近年の検索エンジンの多くがこの外部リンクの評価という発想を取り入れており、外部要因を疎かにして検索順位の向上は難しいと言えます。

また評価の精度向上のためにリンク元のウェブサイトのテーマや、リンクされている際の言葉、そして、そもそもリンク元のサイトが検索エンジンからどう評価されているのかというランクが、リンクを張った先のサイトの評価(ランク)に関連していると言われています。

SEOの内部要因とは、3. の記述についての補足説明の所で触れましたが、ウェブサイトの内容・テーマを正しく伝える(ユーザーに対しても、検索エンジンに対しても)努力のことを意味していますが、具体的にはウェブ標準にどれだけ準拠しているかを問われている項目です。見た目は全く同じデザインのサイトでも、ソースコードの記述法によって検索エンジンからの評価が変わる可能性があるという訳です。

6. SEOの効果はすぐに出ず、早くて数ヶ月、キーワードによっては年単位の時間がかかる

SEOによる上位表示は、検索エンジンの判断待ち要素があり、早くて数ヶ月先、遅いと1~2年後に希望のキーワードでの表示が現れるケースもあり、中期・長期の取り組みが必要となります。

対策の効果が現れるまでの期間は、以下の要因の総合的な結果であり、正確に見積もることはできません。

SEO対策の達成度
何か一つの施策で大きく順位が上昇するケースは稀で、色々な点の施策を行う必要があります
SEO対策の適切性
検索エンジンに好まれるSEO対策でないと効果は望めません
競合他社の数
競合が少ない分野であれば、上位表示へのハードルは低くなり、競合が多ければ高くなります
競合他社のSEO対策
競合会社がSEO対策を既に施していると、自社サイトの上位表示のハードルは高くなります

SEO対策での効果が出るのを待てない場合、SEMのもう1本の柱であるリスティング広告の導入を考慮する必要があります。

次のページでは、SEOの具体策(外部要因)と称して、SEOの外部要因について、幾つかの具体例・チェック項目を記述しています。内部要因については、その後で記述しています。